プーケットで病院に運ばれた日。++++ プーケットで病院に運ばれた日 ++++ 私が初めてタイを訪ねたのがここプーケット。 以下は2003年3月29日の日記より・・・・ 今から10年前(ひえ~、もう10年も経っちゃったのか)、 その当時付き合っていた彼(日本人)と プーケットに1週間の旅行に行った。 タイは二人ともはじめて。 英語も二人とも×。 そんな二人ながらもトゥクトゥクのドライバーと 一生懸命に値段交渉しながら 二人にとってはじめての海外旅行を楽しんだ。 そしてある日、 「像のショーがあるから連れてってあげるよ」 とトゥクトゥクドライバー。 他にやることもなかった私たちは そのショーに行ってみよう!ということになった。 (今思うと奴はコミッションをたっぷりともらっていたのだろうが) 会場に付いてから私たち 朝から何も食べていないことに気が付いた。 (もっと早く気付けよ!) モーレツにお腹がすいてきた私。 が、周りに食べ物を売っているようなところはどこにもない。 するとかごを持ったおばさんが 象にあげるバナナを売りにやってきた。 見た目は普通のバナナ。 思わず人間が食べても大丈夫かと聞いてみた。 "Me eat OK?" きっとこんなめちゃくちゃな英語だっただろう。 おばちゃんニコニコ笑いながら "OK! OK! delicious" と言っている。 「象の餌なんて食うなよ、腹こわしてもしらねーぞ」 と真剣に止めに入る当時の彼を無視し、 私はそのバナナを一房丸ごと食べてしまった。 そして始まった象のショー。 野生の象はこんな動きはしないんだろうな、 なんて思ったらちょっとかわいそうになったものの すごく可愛くて思いっきり二人で楽しみました。 そして次の日、海を見ようとコーラルアイランドに出発! 実は朝からお腹の調子が悪かった私。 船の中で我慢できないほどお腹が痛くなってきた。 島についてトイレに駆け込むと 私のお腹はピ~ヒョロロと鼓笛隊状態。 お腹の痛みはどんどんひどくなっていく。 とてもじゃないけど海に入る元気もない。 その頃私たちカップルは スキューバダイビングをはじめたばかりだった。 彼はどうしてもシュノーケルで海の中を見てみたいらしい。 お腹を押さえてウンウンうなっている私を 申し訳なさそうに見ながら 「ちょっと海入ってきてもいい??」 と聞いてきた。 返事もする気力もないほど体力を消耗している私。 「いってらっしゃい!」と一言、 か細い声で発するや否や彼はマスクを掴み、 一直線に海へと走っていった。 (私の心配をしつつもよっぽど海に入りたかったのねぇ) そして、彼が海で遊んでいる最中、 私のお腹の痛みはピークに達した。 息をするのも苦しいほど。 あまりの痛さに涙がどんどん出てきた。 「うー、このまま死んじゃうかも」 とそこへ 「みちゅあみ~、みちゅあみ~」 と間抜けな声を発しながらみつあみおばさんが こっちへ向かってきた。 「みちゅあみどう? かわいいねぇ」 と私に声をかけてきたおばさん、 私が顔を上げた瞬間一瞬ひるんだ。 浜辺で水着を着た女が涙をどろどろに流しながら お腹を押さえてうーうー泣いているのだ。 "Are you OK?" "NO!! not OK. へ~ルゥプ~ミィィィ" "OK, wait" とおばさん、どこかへ走っていってしまった。 その瞬間から私、実は記憶がないのです。 次に覚えている光景は病院でした。 うつぶせにベッドに寝かされ水着をずるっと下ろされた。 後ろには彼とタイ人のガイドさん(結構いい男だったのよ) きゃ~、二人の男の前でお尻丸出しぃ?? するとお医者さん、私の足をガバッと左右に開いた。 そしてお尻の穴に綿棒のような長い棒を グサッと刺したのだ!! 「ぎゃっ!」 あまりの痛さとびっくりしたので思わず声にならない声をあげた。 若い二人の男の前で尻の穴をさらけ出すなんて・・・・ きっと二人とも後ろからじぃぃ~っ(@_@) と見ているに違いない。 お医者さんがタイ語で 「$/#:&@*-!(」 と何かをガイドに言っている。 と、かっこいいタイ人ガイド、 「お尻の穴の力をもう少し抜いてくださぁい。」 と変なアクセントで通訳。 力を抜けっていわれても尻の穴に異物を入れたことなんて 無いんだからしょうがないじゃない!! そしてなんとか挿入終了(なんだかヤラシイわね) その後お尻にぶっとい注射を打たれて病院を後にした。 ふらふらとホテルに戻ったら なんと40度近い熱が出ていた。 彼の一晩中の看病が効いたのか、お尻の注射が効いたのか 次の日には何事も無かったように熱はすっと引いたけど。 --nekomushiの教訓-- その1、象の餌は食うべからず その2、現地で体調をこわしたら現地の薬で治すべし 皆さんも気をつけましょう。 HOME ジャンル別一覧
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